初級・一般戦の会場レポートを紹介します。
天童会場の開催スタッフである大泉義美さんのレポートです。
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「詰将棋解答選手権2015」地域レポ一ト
天童会場 担当 大泉義美
今年度で4回目の開催になりました。今年度も小学生を中心にたくさんの選手が参加してくれました。
これまでは会場の天童将棋交流室は、午後2時から6時まで、天童少年少女将棋教室と同時開催される
とあって、会場が満席となることを予想して、会場を市民プラザに別途確保しての開催。
初級戦26名(小学生19名、中学生5名、一般2名)、一般戦14名(小学生5名、中学生6名、
大学生1名、大人2名)の合計40名が参加しました。
昨年より10名多い参加者で、昨年に続き小学生が多く、その解答に挑戦する意欲には、凄いものが
あると感じました。小学生を中心に保護者も15名ほど心配そうに会場の後ろで観戦。
回答の結果により、詰将棋の級・段など認定出来るとどうなることか。運営は大変だが一考すること
も詰将棋の発展にもつながるのではと思いました。
運営は、今年も少数精鋭での対応。試験監督は、天童支部交流室長の茂木健一さん。受付、回答審査は
副支部長の花輪正明さんと幹事の岸赳雄さん、委員会本部への成績、写真電送は、花輪正明さんが担当。
こども教室は、幹事の福田明生さん、村岡支部長、大泉は、会場設営、教室を兼務担当した。
初級戦、一般戦とも順調に進行し、トラブル等がなかった。初級戦の全題正解者が7名。昨年より多い。
全体的に解答力が向上したことが伺える。一般戦は、5問正解2名が最高点。解答出来なかった人も5名おり、
これまた全体的に苦戦である。
初級戦に小学生が18名が参加。(1年1名、2年2名、3年6名、4年2名、5年4名、 6年3名)
いつものことながら全員が解答のため真剣そのもの。後で解答用紙を確認したところ、2年生の一人が
平仮名で必死に書き込み「とななめうしろ、ぎんななめ前」 と記入しておりました。解答の特訓もしない
での記入だが、その意欲が素晴らしい。解答者の話では、4、6問が難しかったようだ。
一般戦は、今年度も難問が多く、難しかったとのこと。(小学3年2名、小学4年1名、 小学5年1名、
小学6年生が1名、中学1年2名、中学2年2名、中学3年生2名、大学生1名、一般2名が参加)
一問も正解出来なった人もおりましたが、意欲と詰将棋解答に一生懸命な姿は、 何ものにも変えがたい
ものです。昨年に続いて参加した生徒もおり、大きな拍手を送りたい。今年も引き続き、小学生が多く参加
してくれたことで、これまで同様にこども将棋教室でも対局の他に詰将棋も重点的に力を取り入れることが
大事だとあらためて確認しました。
今後とも、詰将棋をやることにより、本将棋の棋力向上に必ずつながるものと確信しています。今年度も
お世話している実行委員会の皆様に感謝とお礼を申し上げ、今後ともよろしくお願いいたします。
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各地域レポートが掲載されている「詰将棋解答選手権2015年鑑」は本年7月に発売されます。